天気予報言葉
天気予報の何気ない言葉にはちゃんと決まった意味があります。
これを理解すれば天気予報を聞いてより具体的な時間を感じ取れるようになるかと思います。
天気予報の中の「のち」「時々」「一時」という言葉にもちゃんと意味があります。
意味 | 例 | |
のち | 予報期間の半分を境に お天気が変わる |
「あすは曇りのち雨でしょう」 あすを意味する翌朝6時から翌夜中の12時までという予報期間の半分、つまり、午後3時を境に曇りから雨になるということを意味しています。 実際には午後3時ぴったりに天気が変わる事はないので、予報期間の1/6くらいの誤差が認められています。例の場合、誤差は3時間、午後1時半から午後4時半の間に雨が降り出すということになります。 |
時々 | 天気現象が連続して起こり、その合計時間が予報期間の1/4以上1/2未満 | 「あすは曇り時々雨でしょう」 明日の午前6時から24時まで基本的に曇りで、雨が降ったりやんだりして、雨の降っている時間が予報期間の半分(9時間)に満たない、ということを意味します。 |
天気現象が断続して数回起こり、その合計時間が予報期間の1/2未満 | ||
一時 | 天気現象が連続して起こり、 その時間が予報期間の1/4未満 |
「あすは曇り一時雨でしょう」 あすは基本的に曇りですが、4時間半未満の雨が連続して降るという意味になります。 |
1日の中での表現
降水確率
降水確率は、予想された気圧配置のもとで1ミリ以上の雨が10回のうち何回降るかというのを過去の統計から割り出されたもの。例えば「降水確率30%」という予報が出されたとすれば、そのうち3回は実際に雨が降るという事です。